宮司のご挨拶

心地よい風を感じて

先般7日、恒例の初巳例大祭が斎行されました。
思いのほか早い開花だったソメイヨシノは葉桜となってしまいましたが、遅咲きの八重桜が満開となり境内に彩りを添えてくれました。
土曜日とも重なったこの日、多くの方にお参り頂き、江島大神様の御神徳をお受けいただきました。

「真白き富士の嶺 緑の江の島」と謳われますように、まさに新緑が美しい頃を迎えました。
明治天皇様はこうお詠みになられました。

「草も木も萌ゆるをみれば春風に
     動かぬものはなき世なりけり」

春風が吹いて地上の草木が芽生える様子から、春風があらゆるものを目覚めさせるという自然の力をお詠みになっていらしゃいます。
春の風は心地よいものです。誰もが優しい気持ちになります。
そんな心が人を、世の中を穏やかな方向に動かしていくのです。
和を尊ぶ心の大切さをお諭しなのです。

緑あふれる江の島にお越し下さい。
自然の中に身をおいて深呼吸するとき、やさしい気持ちが芽生えてきます。

平成三十年四月十八日
江島神社 宮司 相原圀彦