宮司のご挨拶

新年のご挨拶

平成三十年の新玉の年を迎え、謹んで聖寿の万歳を寿ぎ、
氏子崇敬者の皆様の御多幸をお祈り申し上げます。

「正月一日は まして空の景色
              うらうらとめずらしく」

これは、平安時代の随筆枕草子の一節です。
元日は空の景色さえ普段と違って清新であると綴られています。
新年の朝に神々しさを感じる日本人の心は昔も今も変わらないものです。

初日を浴びて長い石段を踏みしめ御神前に至る。当社の変わらない初詣風景です。
皆様の真摯な祈りの姿を眼前にしますと、
神明に奉仕する者として身の引き締まるのを覚えると同時に、
大神様の御加護とお導きが戴けますよう、熱祷を捧げる誓いも新たに致します。

江の島は四季折々の自然を身近に感じる事の出来る素晴らしい御神域です。
本年も皆様のご参拝をお待ち申し上げております。
新年にあたり益々の御清福をご祈念申し上げ、年頭の御挨拶と致します。

平成三十年一月一日
江島神社宮司 相原圀彦