宮司のご挨拶

正月準備順調に

201412_ohisama

年の瀬を迎え、世間ではこの一年を振り返る記事を多く見る頃となりました。
夏の集中豪雨や御嶽山の噴火など思いもかけない天災に悩まされた一年でもありました。

明治天皇様は

 “千早ぶる神のひらきし道をまた
     ひらくは人の ちからなりけり”

とお詠みになっておられますが、天災に遭われた方々の力強い復興への歩み、自衛隊や消防関係各位の救難救命への尽力などを見るにつけても、国民一人一人の力が国の安寧を支えている事に気づかされるのです。

神社では日々、国の平安を祈っておりますが、この一年の祭祀も、十二月三十一日夕刻の除夜祭を以て納められます。一年を顧みる感慨深い祭典が奉仕されますと、初詣の皆様をお迎えする最終準備を整えるのです。

現在、新年に向け神符守札や破魔矢、熊手などの縁起物の奉製も進み、正月準備も順調に運んでおります。十二月中旬には弁財天御尊像や諸殿舎の煤払を行ない、社頭も臨時授与所や献灯提灯の建設が始まり、いよいよ正月ムードが高まってきます。

皆様には、当社ホームページリニューアル以来、アクセス頂き有り難うございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
年頭のご来島ご参拝を心よりお待ち申し上げます。

平成二十六年十二月五日
江島神社宮司 相原圀彦