宮司のご挨拶

敷島の大和心を・・・


早咲きの桜がまだ寒い風にそよいで咲いています。
あとひと月もしたらソメイヨシノも満開でしょう。

しき嶋のやまとごころをひととはば
朝日ににほふ山ざくら花

本居宣長が自身の心を詠んだ和歌です。

「日本人である私の心は、朝日に照り輝く山桜の美しさに感動する、そんな心です。」

このような解釈になります。

桜によせる私達の心も、宣長の気持ちに添うものがありますね。
桜の開花に一喜一憂する日ももう間近です。

来月七日は初巳例大祭が斎行されます。
祭典に臨む神職が整列する頭上には桜の大木があります。
桜花爛漫の下のこの風景は、これから例祭をご奉仕できる慶びに満ちあふれています。

今年は土曜日でもあります。皆様の御参拝をお待ち致しております。

平成三十年三月四日
江島神社宮司 相原圀彦